2021/05/08 23:52
境界線
自生する野草の中から
食べられる草を
管理培養した
ことから
農業となり
栽培という行為が
はじまりました
栽培は
化学やテクノロジーの発展の中
高度化が進み
今や
生命体の設計図
DNAにまで
手を加えるほどまでに
栽培という
加工の頻度が高くなるにつれ
植物は
生命体から
物への
変化して来ました
石油由来の
肥料などを使っていることから
文字通りの
物
と化しています
手を加える
と言う行為とは
自立
から遠ざけることを
意味します
言い換えれば
バイタリティの低下
です
と同時に
人間の意図
が介入することで
環境順応度の低下
も同時に齎します
物である状態と
生命体であること
食という
現象下に於いては
物、というパーツ
生命体、というコミュニティ
と言った
全く着眼点の違う
対象となります
この違いは
構造をどの範囲で捉えるか
を意味します
管理され尽くした
野菜は
シゼトモの畑で
自らのDNAを
取り戻し
野草のアイデンティティ
を取り戻してきてます