◆2018冬
・初のクラブみたいなところでの出店
・場所は札幌、北海道の音楽カルチャー震源地provo( http://provo.jp/ )
・『沼 NUMA』というドロドロイベント
・会場のデコレーションからライブ、ゲストDJまで全てに相当気合いが入っている…
・その気合いは事前から伝わってきた
・何より主催者のprovoスタッフから「めっちゃたのしみ」にされていた
・前回の古本市の猛反省から、こちらの気合いも最高レベルで注入・選書
・ずっとやってみたかった、ジャンルを無視した「とにかく表紙がかっこいい特集」も現場にうまくおさまった
・ただ1つだけ気になることがあった
・イベントスタートは23時。終了は朝、というか未定
・ずばり「オールナイト&音楽&酒&テンション高め、イェーイ」の中で面倒な活字に目を落とす人がいるのだろうか…それはなかなか難しいだろう…せめて深酒になる前、本を楽しんでもらえるのは2時ぐらいまでだろう…
・スタッフの乾杯からイベントがはじまる
→まだお客さんが少ない時間から、ほとんどの人が気に留めてくれる、喜んでくれる、本を手にとってくれる
→お酒のせいか、高い本も売れる
→気がつけば3時…!
→せっかくだからと、店を放置してフロアーにいけたのは15分ぐらい
→大盛況!
→あっと言う間にご来光
→主催の方にも、DJ陣にも、もちろんお客さんにも喜んでいただき、最高の朝。そして最高に疲れた朝を迎えられた。
→「この店が今日一のNUMAじゃん」という本好きのDJの方の言葉が忘れられない。
そういえば、このイベントより前、村長と初対面していました。
銭函のやきとり居酒屋『串銭』
長女が入園した幼稚園の『パパ会』ってやつです。
その場にも、そしてその幼稚園にも、たくさんの物語があります。
でもそれはまた別のお話し。またどこかでお話ししましょう。
◆2019明けてまだ冬
・とある日曜日の早朝長男誕生
・いらっしゃい
・誕生の当日日曜日が普段の日曜日と変わらないような時間が流れていたことを覚えている
・それはむしろ「産まれたことと生きていること」を際立たせていた
◆2019年春
・令和がはじまると共にいよいよ銭函にお引越し
・ついにきました銭函!
・よろしくお願いします。
・ここから一気に世界が駆動する。でもそれはまた別のお話し。またどこかでお話しましょう。
・銭函移住後、すぐに出店の機会をつくってくれたのが、そう、我らが村長「中田雅史」でございます。
・matno café(張碓)でのイベント『ハリウスマルシェ』
・新天地に古本珈琲日曜日、初のお目見え
・これはもう、地域の人への「古本屋としての最初の挨拶」
・相当に気合いを入れねばなりません
・嫁も新しい看板をつくってくれました
→ところが、古本屋以外のあれこれに押されて充分に準備ができず…いやそれは完全に言い訳です
→店主(わたし)はまたもや、前回のprovoでの成功、過去のライブ・音楽イベントでの出店の「数少ない」成功体験によって、どこかで気を抜いていたのです……
→お客さんはよろこんでくれました。本当にたのしんでくれている方もいました。誘ってくれた村長も、だいたいはよろこんでくれていました。
→…ただ…ただただ一人…主催者、場の人、お客さん、その他全ての人によろこんでもらったとしてもなお、店主(わたし)の「隙・気持ちの軽薄さ」を一瞬で感知できる人がいるのです。その人から、たいへんなダメ出しをくらったのです…
→いわずもがな、それは嫁です。看板を作ってくれた、全力で応援してくれた嫁です。
(同じ過ちを繰り替えす、成長のない店主……果たして古本珈琲日曜日は、この銭函の土地でやっていけるのでしょうか……不安しかない……その四に続く)