(その一からの続き)
◆2018春
・『官能小説朗読会 エロスの組体操』の話
・才能豊かな組員はそろったものの…具体な中身…何をどうやって読むか…
・文学ポルノから名もなきポルノ、澁澤龍彦、植草甚一、北山耕平、小林秀雄、カーマスートラ、バタイユ、神秘学などを読み漁り、書き出し、捨てさり、編集する日々…
(と、あまり詳細を書いているときりがないですね…すいません…)
・で、ぎりぎりに完成、当日リハであっという間に本番。
・小さいお店なので15人限定要予約だったところ、結局20人オーバー…
・うれしいいいい! けど、せ、せまい…
・幕が上がり、花々で彩られた原稿を抱える女性。ステージ脇のおじさん(店主)の宣言
・大正ポルノ、海外ポルノ、二人の読み手による無慈悲の応酬、慈愛のリバーブ、思想を回避する純然たる性、そして不要でしつこい哲学的解説…と、気づけばすっかり舞台風のイベントに…。
→思い出すと長々書きすぎてしまいます。読み原稿、いつかお披露目します(原稿の装飾は徹夜で妻担当。まじ感謝)
◆2018夏
・(サラリーマンではなく)古本屋として生きる土地、商売をする土地、子が育つ土地、夫婦ふたりが活き活きする土地、これら3つのベストミックスを探して道内をかけめぐる週末
・未来を創る土地探しのため、自宅の週一店舗を閉店。
・最終営業日は期せずして、60回目の還暦みたいな営業日、そして店主誕生日
→細々した営業だったけど常連さんや喜んでくれる方にも出逢えて、大事な財産を得る
→ありがとうございました!
→その後、イベント出店がメインとなる
※冬の写真なのは、一番すきな一枚だから
◆同、夏
・閉店した翌週、古本屋として初の出店、しかも野外。しかも洞爺湖。
・関西から北海道初上陸した『PRHYTHM』という超絶高質な音楽イベント
https://www.prhythm.org/
・選書から抽出した言葉で三角錐をつくる創作にはまる
・嫁は徹夜で新商品の研究開発「珈琲ゼリー」
→そうとう美味しくできたが、寒くて売れない…夏なのに…
→北海道の野外は夏でも「あたたかさ」が不可欠なことを知る
→場をイメージした選書の難しさと楽しさにはまる
→改めて野外の楽しさにはまる
→野外の大変さに設備的な成長・工夫の必要性を痛感する。つまりはまる
→特に主催者の方々に喜んでもらえたことがうれしすぎる
→今につながる重要な出逢いがはじまる
→「参加者・お客さんをイメージした選書」より「場をつくっている人、主催者をイメージした選書」が大事だな、と再認識
→「お客さんのための選書、ではなく、場のための選書」これ重要
◆2018秋
・春に、『エロスの組体操』の読み手探しの相談にいったすすきのフェティッシュバー
・はじめましてなのに「ここで古本屋やりませんか」と提案いただき即合意
・店の名は『Bar 六戒』
・イベントの名は『Library bar本戒』
・カウンターの中、普段はお酒が並ぶ棚を全部本で埋めるという企画
・お声がけいただいたフェティッシュなママを存分にイメージして選書
・大盛況
→フェティッシュをリアルで生きる方々の琴線に触れることができてうれしすぎる店主
→フェティッシュバーというその「タブーのない」空間は(性の話関係なく)イコール「素になれる場所」という心地よさを知りはまる
◆2018秋
・インディペンデント(?)な古本屋3店舗による初の古本市
・小樽のゲストハウス「OTARU NUPURI HOSTEL」で開催
http://otaruyamagoyabp.com/nupuri
→過去3回のイベントの「成功」で調子に乗っていたことを思い知らされる
→いやもう、ほんとに気持ちは棚にあらわれる、気持ちが売上にあらわれることを強く実感
→猛反省。もうほんとに反省
(果たして反省は、次に活かされるのか!?……その三に続く)
(ちなみにこの時点で、まだ村長とは出逢ってすらいない…)